歴史
~1906
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株式会社ハマダ100年の原点
今から100年前。揖保川を上り下りする船が帆を連ねていた網干の町に、印半纏を羽織った創業者・帽田藤治の姿があった。川岸に広がる荷揚げ場には人と物が行き交い、水運の拠点らしいにぎわいを見せていた。生まれ育った浜田村の名を冠した株式会社ハマダの原点は、活気溢れる港町の風景に遡る。
1908
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近代工業を支えた濱田組
急速に近代化する生活に、文具、日用品の需要は高まり、セルロイドの増産が求められた明治41年(1908)。日本初の本格的セルロイド工場として、日本セルロイド人造絹糸株式会社が網干に設立された。
帽田藤治が結成した「濱田組」は、機帆船・セルデン丸を駆って、この大事業に貢献。
この後、長きにわたる関係を築く、大きな一歩を踏み出した。
1941~1951
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戦争がもたらした転機
時代が昭和に入ると、世界はしだいに戦争への歩みを速めていく。昭和6年(1931)の満州事変を皮切りに、日本も次第に軍事力を強めて、国内は戦時色に染まっていった。
戦争が確実なものになると、網干にもその波は押し寄せる。濱田組はこの戦争を機に、水運から陸送へと大きな転機を迎えることになる。
1952
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戦後の活路を開いた重量物運搬
徐々に戦争から復興を遂げていた昭和27年(1952)、濱田組は「株式会社浜田組」として新たにスタートした。
戦時中に就任した2代目社長・帽田武雄は、堅実経営の初代に対して、積極的な経営を展開。
日本各地の現場へ東奔西走しながら、浜田組は重量物運搬への転換を遂げていく。
1960
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プラント建設工事への本格参入
折しも高度成長が始まろうとしていた1960年代は、重化学工業が躍進著しい時代。
各地で巨大な工業地帯の建設が相次ぐなか、浜田組も建設業免許を取得し、本格的にプラント工事に進出する。
スケールの大きな仕事を目指した2代目の経営姿勢によって、この頃から、全国的に大規模工事に参入を始めた。
1970~1977
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総合建設業への節目の年
高度成長の一つのピークを示した大阪万国博覧会。戦後の一大イベント開催と時を同じくして、浜田組の新社屋が完成。昭和45年(1970)は、節目の年として記憶されている。
それまで、新入社員が一抹の不安さえ抱いた古い木造一軒家のブリキの看板が役目を終えるとともに、浜田組は総合建設業への道を歩み出す。
1991
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土木・物流・倉庫まで多業種への展開
昭和という一時代の区切りとともに、浜田組も変革期を迎えていた。戦後から築き上げた重量物運搬、建設工事に一層の信頼を高めるとともに、土木建設や倉庫業といった分野へ進出を果たしたことで、新しい可能性を広げる契機となった。
社名を株式会社ハマダに改称して心機一転、新たな世紀が始まった。
2005
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総力を結集した大工事
社員の数が増えるにともなって、工事のスケール、現場の人員ともさらに大規模化しつつあったプラント部門。そのなかで、平成17年(2005)、創業以来最大のプラント工事を受注する。
物量・工程とも桁外れの大工事は、品質・安全管理の充実を進めるハマダの信頼を高めたプラント事業の集大成として、記憶に残る仕事となった。
2006~
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次世代を見据えた新たな試み
創業から1世紀、さまざまな客先の要望に応えて成長を遂げてきたハマダ。その膨大な現場での蓄積は、環境を配慮した21世紀型の建設業を担う技術の開発へと向けられている。
環境へのリスク削減策として注目を集める、独自の「サンドピューアシステム」を筆頭に、時代を見通す創造力で、ハマダは次の100年に貢献する企業を目指す。